ネイルサロンを始めるにあたり、準備することをまとめました。
しっかり計画を立てつつ、
でも、ある程度勢いでやっていかないと途中、
挫折する可能性もあります。
私が今までの経験も踏まえて説明していきます。
目次
ネイルサロン開業にはネイル技術は当然必要「検定資格」
ネイリス検定、またはジェルネイル検定資格を取った方が、お客様の信頼を得る事ができる。
しつこいようですが、ネイリスト技能検定試験や、
ジェルネイル検定試験は、国家資格ではありません。
したがって、これらの資格が無くてもネイルサロンを開業することは出来ます。
ただ、
昨今、ネイルに来られるお客様は相当知識があります。
自分のお店に来店するまでに、いろいろな情報を集めて、
吟味して、調べつくしてから、ネイルサロンに来られます。
当然、「自分が行きたいな」と思ったお店が、
ネイリスト検定何級所持の人か、経歴なども調べています。
と言う事は、
「ネイリスト資格を持っていない」=「このお店には行きたくない」
と言う人もいます。
もちろん、資格無しで昔からやっている人もいますが、
この方達は、相当上手だったり、クチコミで
どんどん集客している強者です。
普通、そうはいきませんから。
試験合格者が絶対、素晴らしいネイリストかと言うと、
全員が全員、残念ながらそうでもないですが、
お店選びの一定の基準にはなっていることは間違いありません。
そして、試験を受けた人は、
当然ネイルの練習もしっかりやっていますし、
筆記試験もあるように、
ネイルに関する知識、爪の構造や、爪の疾患についても知識はあります。
お客様からまずは信用してもらえるよう、
やはり、資格試験は合格しておいた方が、
長くネイルで稼ぐことにつながると思います。
検定資格の他に、ネイルサロン衛生管理士資格も取っておこう。
ネイルサロン衛生管理士資格ですが、これも国家資格ではありません。
無くてもネイルサロンを開業出来ますが、あった方がいいと思います。
この資格は、受講してテストに合格すると取得できる試験です。
ネイルサロンで使用する器具の消毒方法や、保管方法、
ネイルサロンのお部屋の環境設備(換気、空調、明るさ)について、
「ジェルネイルを安全に楽しむために」など、衛生面について勉強する内容です。
ネイルサロンに来られたお客様が安全に
ネイルサービスを受けることができるよう、
私達施術者がしっかり知識を持っておかなければなりません。
このような資格を取得するだけでも、
お客様からの信頼を得ることができると思いますし、
日々、ネイル業界も変わっています。
いつまでも古い情報を信じてお店をするより、常に最新の情報や、
施術者が気をつけなければならない事を
学びながら運営していくことが大切だと思います。
ネイルサロンオープンの準備金を貯めよう
ネイルサロンオープンまでに、お金を貯めておこう。
お金は絶対必要です。言わなくてもわかると思いますが。
では、何に対してお金がかかるのか、ざっくりですが説明しますね。
これは、自宅開業か、店舗開業かでかなりの金額の差が出ます。
自宅ネイルサロン開業の場合
家賃は自宅なので特別必要なし。
備品:テーブル、椅子、ネイルを飾る棚、テーブルライト、
材料の収納棚やケース、スリッパなど
ネイル材料仕入れ:ジェルネイルベース、カラージェル(30~50色は最低必要)、
ネイル道具一式、ネイルストーンやパーツ、ネイルケア道具一式、ハンドクリームなど、
マニキュア、絵の具などのアート道具筆、ネイルオフのマシーン、ビット、
フットネイル仕入:フット用のリクライニングチェア、フットレスト、
ひざ掛け、フット用角質取り道具一式、ケア用クリーム、ネイルオイルなど
自分のエプロン、ハンドケア用のタオルなど、消毒器具、消毒済み保管棚、
保管用トレイなど
最低限これらは必要です。
そして、宣伝広告費が必要です。
ネイルサロン店舗開業の場合
テナントを借りてネイルサロンを始める人は、上記の材料費や備品にプラス、
テナントの内装改装工事費(クロス張替、トイレ設備、水道、洗い場の確保、換気扇、店内の照明、レジカウンターの設置、お客様の待ちスペースの確保)など必要になるでしょう。
そして、テナントの賃料数か月+敷金礼金。
駐車場の確保をしたならば、その駐車場の費用。
広告宣伝費、電話の開設、ネット環境設備費用などです。
ネイルの売り上げは技術力だけではなかった!トーク力の重要性。
オープンして数か月は、やはり売り上げが伸びない可能性があるので、
数か月分売り上げが少なくても,家賃が支払えるように
運転資金を余分にためておく必要があります。
どんなスタイルでネイルサロンを始めるか考えておく
何処で、どんなスタイルでお店をやりたいかです。
自宅の場合は場所が決まっているのでどうにもなりませんが、
どこか部屋を借りて営業したい、テナントを借りてサロンを開く場合、
立地は大きく売り上げに影響します。
都会であれば、当然、駅徒歩5分以内などが良いですが、
当然、賃料が高くなります。
毎月支払う固定費が高いわけですから、
しっかり集客して回転を上げていかなければ、家賃すら払えなくなります。
ただ、お客様からは認知されやすいので、
すぐに「ここにネイルサロンがある」と言うふうに認識してもらえ、
仕事帰りのOLさんや近所の方、
デパートなどに行くセレブなお客様からは気軽に立ち寄ってもらえると思います。
逆に、郊外になれば、賃料は安くなるけど、
ネットや紙媒体の地元の広告などを利用して認知度を
上げていかないといけないです。
地方になれば、車が中心なので、
少々遠くてもお客様が通ってくださいますが、
知ってもらうまでに時間はかかります。
まとめ
このように、目指すネイルサロン開業によって
かかる費用の大きな違いがあります。
美容室オープンが何千万とかかるのに比べ、
ネイルサロンは比較的安く開業出来ます。
しかし、自分が目指すスタイルや、稼ぎたい金額をしっかりイメージして、
目標を立てて準備することが大切です。
無理やり開業とか、行き当たりばったりにならないよう準備しましょう。
色を塗るだけがネイルサロンの仕事ではない。リピート率を上げる方法。