ジェルネイルをせっかくしてもすぐに剥がれてしまったりすることがありますよね。
この記事では、ネイルサロン側(ネイリスト側)が気を付けておくべきことをまとめました。
ベテランのネイリストさん達からすれば当たり前の技術ですが、新人ネイリストや
ネイルスクールにきっちり通わずにネイルサロンを始めたかたにとっては納得できる内容だと思います。
また、セルフネイラーさんにとっても参考にしてもらいたい内容です。
目次
ジェルネイルが長持ちしない原因
ネイルケア不足がジェルネイルを早く剥がす
ネイリス側にある「ジェルが長持ちしない原因」は、やはりケア不足です。
え?ケアちゃんとやっているよ!という方は、ケアがあまい、可能性があります。
どんなケアが足りていないかと言うと、甘皮の処理、特にルーススキンと言われる、爪の甘皮周囲に貼りついている、薄い皮の様角質の除去が足りないのです。
甘皮本体ではありません。その付近についている角質です。
これの処理をせずにジェルを塗ると、このルーススキンの上にジェルがのっかった状態で爪が伸びていきます。そうすると、数日後、このルーススキンがジェルを持ちあげてしまうことになり、結果ジェルが浮き始めてきます。
ですから、この甘皮周辺にこびり付いているルーススキンは、きっちり、必ず除去してからジェルを塗らなければなりません。
ジェルを塗る前の必須ネイルケア方法
ジェルネイルをする前に甘皮処理の方法
ジェルネイルをした後のネイルケアは、先程も述べたように、ルーススキンをまずは除去することです。
ネイルサロンではあれば、通常は、ドライケア(お湯に浸さない方法)でやります。
ネイルプッシャーやセラミックプッシャーを使って甘皮を押し上げてつつ、そこに付着している角質を取り除いていきます。
しかし、あまりにもルーススキンが硬い場合やこびりつきがひどい場合は、
キューティクルリムーバーなどの専用リムーバーを使って浸しながら、プッシャーで押し上げつつ取り除きます。
意外と知らない、ジェルネイルの前のキューティクルリムーバーの使い方。
ジェルタイプのリムーバーより、クリームタイプの方が、後々、ジェルを塗るときに影響が少ないかなと思います。ジェルタイプは油分が多いので私個人の感想としては、クリームタイプが経験上剥がれる心配が無かった感じです。
また、酸が強いタイプのリムーバーは爪の表面のケラチンを結構溶かしてしまうので、弱酸性タイプを使う方が爪に負担は少ないです。また、コラーゲン、ケラチンが配合されたキューティクルリムーバーもあるので、爪を傷めずケアできる商品もあります。
その後、一通りできたら、キューティクルリムーバーを使った場合は、念のため、一度、お水かお湯に手を浸し、リムーバーをしっかり拭き取っておきます。
このリムーバーが残っていると、またジェルを早く浮かせる原因にもなるので。
リムーバー=「除去する(リムーブ)」なので、甘皮も除去するけど、ジェルも当然除去されるわけですので。せっかくのケアが台無しになりますね。なので、キューティクルリムーバーを使った後は綺麗に一度お湯か水で流すか、拭き取りをしておきましょう。
キューティクルリムーバーを使ったらさらに角質が出てしまった場合
キューティクルリムーバーを使って、モリモリ角質が出てしまったり、甘皮が多い人は、ここで、一度お湯に手を付けて、ガーゼとニッパーを持ってガーゼクリーンした方がいいでしょう。
これは、ちょっと、手間がかかりますが、仕方ないですね。この作業を怠ってジェルがすぐに剥がれてクレームになるよりはマシです。
これらの甘皮ケアが済んでから、爪表面に軽くサンディング(傷入れ)をしてからジェルを塗ればいいでしょう。
キューティクルリムーバーを使った時の注意点はこれ
リムーバーを使った場合、油分をしっかり除去してください。油分除去ができていなければ、ケアしても結局剥がれることになります。油分除去は、流水で手を洗うか、フィンガーボールに手を入れて洗ってもらいましょう。
このひと手間をきちんとするのとしないのでは、ネイルの持ちに圧倒的な差ができます。
またジェルネイルが伸びてきたとき、根元が綺麗なのもケアのおかげです。
ジェルを塗ってもすぐに剥がれる人や、ネイルサロンのお客様でもすぐにネイルが取れてしまう方がいらっしゃれば、このジェルを塗る前の事前のネイルケアをちょっと見直してみた方がいいです。
ちょっとしたことが結構変わりますので、丁寧にネイルケアをしてから、ジェルを塗ってみてください。