ネイリスト検定試験を突破して、プロとしてご活躍されている
ネイリストさんは
「ネイルの価格に対する質や時間、対価について」
どう思いますか?
私のサロンは、ジェルネイル1色塗り6300円(税込)で
提供しています。アートをされるお客様がほとんどなので、
アートをすればアート代を追加していただいており
最終的に
だいたいの平均客単価は8000~9000円です。(オフ無)
5~6年前は平均的または少し安いかな?ぐらいの価格?と
お客様から認識されていましたが、
今では「高い!」方に入るようです。(私のエリアでは)
他店からネイルオフだけに来られたお客様にちょっと
いろいろ聞きてみましたが、私のサロンの価格を聞いて、
「高い」と正直に言われました。
ただ、私の思った事は、
オフのみで来店いただいたそのお客様の爪についている
ジェルネイル、、、、
当然、ほとんどケアされていない状態にジェルカラーを塗っていますし、
こんもり、とにかく厚みが凄い、、、
爪に「物体」が乗っているとしか思えないネイルでした。
正直美しくはない。
このネイルで、「4000円ぐらい」と言われました。
当然、こんな評価をお客様には口が裂けても言えませんが、
心の中で思っていました。
施術時間は、オフを入れて、1時間少々、
塗るだけだったら、
40分もかからないと言っていました。
なるほど、
早いに越したことはないのですが、
仕上がりがこの程度というわけです。
これなら、私も1時間もかからずに施術できる、同じような
「手抜きネイルで4000円」できるな、と
正直思いました。
こんなケアも十分しない適当に盛ったネイルなら、早くできるし、
使うジェルも、もっと安い物を揃えれば可能だと思いました。
今回、感じたことは、他店を批判するための記事を書こうと
思った訳ではなく、
お客様が求めているネイルには
「求めるものに差がある」=「それぞれ価値観が異なる」
ということです。
このことから、
値段と施術内容、施術に使う材料を分け、
「差別化を図った」
「値段設定の異なるメニュー」を作るのも一つの
方法だと思いました。
ネイルの売り上げは技術力だけではなかった。トーク力の重要性。
メニューの差別化
例えば、
雑ネイル→2980円(安いジェルを使い、ケアは一切やらない)
軽いネイルケア+ジェルネイル早塗り→4000円(安いジェルを使う)
丁寧なネイルケア+質のいい爪に負担の少ないジェル&発色のいいカラー&しっかり強度も加える→7000円
こんな感じで価格の違うメニューも作るのもいいと思います。
温泉旅館、ホテルも部屋やサービス、食事によって値段ちがいますよね、
そんな感じで。
お客様に選ばせる、松 竹 梅 のような感じで。
ダイヤモンドコース、エメラルドコース、みたいな感じでもいいですね。
(雑ネイルはさすがに言葉が悪いので)
*こんな記事も読まれています。
お客様の求めるものとは?
お客様や、モデルさんにアンケートをした結果
こんな声がありました。
*お金が無い人は、安くても、とにかくジェルネイルを楽しみたい←安いから、爪が傷むのはある程度覚悟している、
*爪が光って、ジェルをやっているという、ステイタスを感じることができるのなら、少々雑でも安いならOK、
*長時間座るのが苦痛なので、雑でもいいから早くやって欲しい、
このような意見がありました。
モデルさんのあくまでも個人的な意見です。
逆に、価格が高くても質を求めるお客様は
綺麗で長持ち、爪を傷めないジェルネイルを長く毎月楽しみたい、
甘皮も綺麗にすっきりと、ネイルケア重視&綺麗なジェルコート希望、
周りからも褒められる友達とかぶらないネイルをしたい、
指先が美しく、爪のアーチも綺麗に見えるようにして欲しい、
と言う意見がありました。
こんな感じにお客様が求めるネイルも分かれて
きていると思います。
まとめ
自分のサロンにどんなお客様に来て欲しいか?ターゲットを絞る事。
または、
お客様に「ネイルの質=価格と時間と材料」を
選んでもらうか、
差別化によって、
お客様のニーズにあったメニュー作りや、
選べるメニューにしても
いいのかもしれません。
安い単価で回転率を上げて収入を得たいか?
高い単価でとにかく丁寧でおもてなしと、爪を傷めない高価な材料、
接客&技術力で収入を得たいか?
経営方法を考えていかなければ、
本当に「ネイルでは稼げない」時代になってきています。
ただ、ここで冷静になって欲しいのは、
ネイルの仕事は長時間の座った作業で、肩こり、
目の疲れなども起こります。
たくさん人数をこなす営業は、スタッフがたくさんいれば問題ないですが、一人で営業しているネイリストさんは
「何年」これが継続できるかです。
一日の施術人数と一日の売り上げをしっかり計算する必要があります。
そして、年間いくら稼げるか?
考えてメニュー作りしていくことが大切です。