アクリルネイルのパウダーを久しぶりに開けたら、黄ばんでいたり、
固まりがあったりしたことはありませんか?
また、アクリルリキットを久しぶりに出してみたら、
匂いがちょっと変わった?色が黄色い?黒っぽく濁っている感じがする、
などありませんか?
アクリルネイルの材料のパウダーやリキットは酸素に触れていくと
どんどん劣化します。また紫外線を浴びると変色していきます。
劣化したパウダーやリキットは当然うまく筆操作が出来ませんし、
アクリルブラシにまとわりついてしまい、
綺麗なスカルプチュアを作ることができまでん。
スカルプチュアの表面がベトベトする、硬化がうまくできない、
匂いが前と違うなどあれば、リキット、パウダーが劣化している可能性があります。
こうなると新しい物を使うしかありません。
またそのような事にならないよう、保管方法をまとめました。
目次
アクリルパウダーの保管方法
アクリルの材料は樹脂で出来ています。
アクリルパウダーの成分
アクリルパウダーは、「アクリルポリマー」とも言われ、
アクリルリキットを遠心分離器にかけ、
水分を抜き、固形物になった物を粉々に砕いてパウダー状にしたものです。
ですから、アクリルリキットとパウダーは同じ成分で、
さらに、硬化促進させる物質や
重合開始剤、顔料を混ぜた状態のものが「アクリルパウダー=アクリルポリマー」
となっています。
リキッドもパウダーの酸素に触れていけばどんどん酸化し、劣化します。
特に
アクリルパウダーは湿度に弱く、湿気を吸ってしまいます。
もともと
アクリルリキットが水と相性が悪いので、
湿気を含んだパウダーは操作性が悪くなったり、
硬化が均等にできなかったりします。
使用後は、必ずしっかり蓋を閉めること、
タッパーやケースに保管する時、
乾燥剤を一緒にケースに入れて保管するといいでしょう。
逆に、冬、パウダーが乾燥しすぎて、静電気を帯びてしまう時、
また、蓋や容器の周りにパウダーがやたらと引っ付く時は、
銅の針金や銅の棒で混ぜると静電気が除去できます。
棒状のものがあれば一番いいですが、
なかなか適当なサイズが売っていないので、
切って使っています。
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アクリルリキッドの保管方法
アクリルリキットの成分
「アクリルモノマー」とも言われ、パウダーと同じく、
天然ゴムなどの樹脂から出来ています。
液体状の物で、
硬化させるための物質や、硬さを維持するための「EMAエチルメタクリレート」が
入っています。EMAの臭いがあの、どくとくのアクリルの臭いを発して
いるのです。
また、強度を保つための物質や、黄ばみを防ぐための紫外線吸収剤や
柔軟性を保つための可塑剤(かそざい)などが入っています。
アクリルリキットは、大きい容器で購入した時は、
小さい容器に移して使う事をお勧めします。
アクリルリキットも空気に触れるとどんどん酸化し劣化します。
120ml程度の容器にいれて無くなったら補充する形で使いましょう。
蓋を開けっ放しで作業するなどは、やめた方がいいでしょう。
1度使った、リキットをまた容器に戻すこともよくありません。
一度出したリキットは使いきるか、余ったら捨てるしかないです。
捨てる時も、台所の流しや、トイレに流してはダメです。
排水管にリキットが付着すると、リキットが水と混じり固まってしまい、
配管に付着し排水溝のつまりになります。
トイレも同じです。
そして、
使用後はキッチンペーパーで拭きっとって、ゴミ箱へすてましょう。
アクリルネイルが臭い原因は、筆を拭いたペーパーや
削った後のダストをそのまま放置していることです。
また、ゴミ箱の蓋が開いた状態だと部屋に匂いが溜まります。
悪臭の原因や、身体へ影響を与えるので(気分が悪くなる、頭痛がおこるなど)
ふた付きのタッパーなどをゴミ箱にして蓋をする
習慣を身に付けましょう。
100均に売っているタッパー十分です。
空気の汚れも解決できます。
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リキットの使用期限は?
使用期限は、開封状態、蓋をあけてどのくらい放置しているかにもよりますが、
一度開封したなら早めに使いきった方がいいでしょう。
およそ約2年ぐらいとも言われますが、やはり開封頻度にもよります。
ダッペンに入れて、昔は紫青だったリキットが、なんだか少し黒い?や
青みが無くなって黄色くなっているリキッドは
劣化がかなり進んでいると思われます。
まとめ
このように、ネイルで使う道具はきちんと保管すれば長持ちします。
アクリルリキット、パウダーも結構いいお値段です。
大切に上手に使って、少しでも無駄にならないようにしていきたいです。
また、日本は湿度が比較的高いので、蓋をあけたまま放置は
湿気を吸ってしまって劣化が早くなったり、
品質自体に影響を及ぼすことも考えられます。
出来る限る、乾燥した室内、一定温度の場所で保管がお勧めです。
くれぐれも直射日光のあたる場所には置かないようにしてください。
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