ネイリスト検定試験2級ではチップラップ技法が課題にあります。
爪にチップを貼って、長さを作るのですが、
当然試験に合格するには、
仕上がりが綺麗で、ぴかぴかに仕上げなくてはいけません。
この技術、爪割れ補修にも応用できる技術で、
サロンワークだと、チップを貼らずに、
グルーとシルクで爪を補修することができます。
チップラップの際に使う、ハーフチップ。
こちらをきちんと、試験前に仕込みをしておく必要があります。
モデルさんの爪にあったサイズを選び、綺麗に貼る。
チップの仕込みをきちんとすることで、
当然綺麗に装着でき、美しい仕上がりになりますし
スムーズに貼れれば、カラーリングやアートにも
時間を増やすことも出来ます。
試験中、
このチップを貼る作業で手こずれば、どんどん時間は足りなくなり、
カラーリングを焦ってやるので綺麗に塗れなかったり、
手が震えてしまってうまくできない事にも。
仕込みの注意点をまとめました。
目次
丁寧なネイルチップの仕込みが合否に影響する?
2級試験の検定要項に、チップの仕込みは自由とあります。
ネイルチップはいろいろなメーカーがあります。
しかも、モデルさんの爪の形状やカーブなどによって
合う、合わないなどが出てきます。
モデルさんに合わせやすメーカーのチップを選ぶことも重要です。
そして、比較的、薄目なチップの方が合わせやすいです。
人気のネイルチップはミトス、カプリなどです。
チップは、ナチュラルハーフチップです。
白、クリアチップは使用禁止です。
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チップをモデルさんに合わせてカスタマイズは必須。
チップラップを綺麗に仕上げるためには、
買ったチップをそのままON!ではありません。
ネイルチップは機械でカットされているので、
モデルさんの爪に合いやすい様、
カスタマイズが必ず必要です。
そして、試験中に余計な手間がかからないように、
コンタクトゾーンの厚み調整、
トップエンド部分は貼りやすいよう、薄くしたり、
地爪の形状に合いやすい様チップの深さを調整したりします。
チップサイズは本当にあっていますか?仕上がりのイメージは?
よくある悪い例、先細りのチップを選んでいることです。
先細りチップを選らぶと、当然、ラウンドではなくなり、
オーバル気味に仕上がったりします。
規定ラウンド型を作るので、サイドストレートができ、
そこかカーブが繋がり、上から見ても正面から見ても
ラウンド型になる必要があります。
ストレスポイントまで、しっかりカバーできるサイズを選ぶ。
検定試験で不合格になりやすい、
「ストレスポイントまで覆われていない」です。
サイズが小さくてストレスポイントに足りていない、
または、大きすぎるチップを選んで
ストレスポイントからはみ出している場合、
減点される可能性は非常に高いです。
当然見た目も悪いです。
そして、指に対して、
真っ直ぐ貼る事が大事です。
仕上がりをイメージしながらチップ貼ることです。
チップの長さは正しいですか?
試験要項によると、仕上がり長さは5mm程度とあります。
あくまでも、モデルさんの爪とのバランスにもありますが、
5mmを大幅に超えたり、
ネイルプレートの倍の長さで作ってしまうなどはダメです。
5mmギリギリで作ってしまうと、長すぎる印象を
与えてしまう事もあるので、お勧めは4mm~3.5mmです。
仕上がりのバランスが大切。
他の爪との長さは差があっても問題ないとありますが、
1本だけ異常に長いや、短い2~3mmしか長さがない、な
どにならないように仕上げます。
画像のチップはやや先が細く見えますが、
ネイルグルー、シルク、レジンで厚みができることを
考慮して少しだけ細く見える幅のチップを選んでいます。
レジンを塗る量もしっかり練習で、どのぐらいで
どんな仕上がりになるのか、フラットぎみな爪と
巻き爪ぎみな爪では仕上がりが変わるので
感覚で掴んでおく必要があります。
チップと地爪に隙間がありませんか?
これもよくある、失敗例で、
チップが浮いてしまっている状態です。
フラットな爪にチップを貼ると、
隙間が爪との間に出来てしまいます。
少しだけの浮きであれば、グルーなどで多少段差埋めが出来ますが、
明らかに隙間が出来てしまった場合、
グルーも爪の裏に流れてしまいます。
当然、上からみると、シルクが浮いているように見えたり、
空気が入っているようにみえたりすることもあります。
きちんと、爪との間に隙間ができないよう、
チップの形をモデルさんの爪に「ピタッ」とあうように
自分でカスタマイズが必要です。
買ってきたままのチップをそのまま貼る訳ではありません。
まとめ
チップの仕込みは自由と検定要項にあります。
この作業を丁寧にしっかりやっておけば、
試験当日、かなり楽になりますし、他のアートなどの時間にも
余裕がでます。
当日、試験中に手間をかけるのではなく、
事前に出来る事は可能な限りやっておくべきです。